普通、理科の実験では、試験管を使ったり、ビーカーを使ったり、種を
植えたり、ということをするでしょう。色が変わったり、形が変わったりという現象を
目で確認することで、実際に何が起きているか判断できます。 では、磁石の実験などはどうでしょうか? どのようにするとS極(+)とN極(−)がわかりますか? プラスからマイナスでている磁力線をどのように確認しますか? そのようなとき磁石を砂鉄の中に置き、磁力線の形を確認できます。 磁界から力を受けるもの(砂鉄)を置くことにより、実際は目ではみえない磁力線を、 確認することができます。 ここでは、コンピュータを使って、普通目に見えないもの、電界や磁界を 線や面で表示していきます。これを可視化といいます。 |
ここで見てみるものは電界や磁界です。電界を作るもの、電荷、や磁界を作るもの、
電流が存在すると、それが作る場は、ある式で表すことができます。 コンピュータでそれらを計算させ、コンピュータでそれらを表示させます。 身近なもので、目に見えないものに地磁気があります。地球の北極と南極の 間には磁力線が存在します。コンピュータを使うとこのような自然現象も可視化する ことができます。 |
ここでは、ひとつの例をみてみましょう。
下の絵をみてください。中心に細い物体があります。これは電流が流れている小さな
かけらです。この電流がつくる磁界の面が表示されています。りんごの形にもみえます。 これらを、ワークステーションやパソコンを実際に操作して、見ていきます。 |